稀覯本 その2

3-1 牧神の午後 北杜夫 

牧神の午後 北杜夫

S50.3.20発行 中央公論社 ビニ・カバー帯 署名入り  
1冊 価格:3,500円(天小シミあるも保存良好)
※病弱な少年が持つ病気への親しみ。発熱で開かれる想像力の世界。独特の感性に貫かれた北杜夫文学の初期作品。








3-2 酔いどれ船 北杜夫

酔いどれ船 北杜夫

S47.4.15発行 新潮社 函ビニカバー(函・背焼け) 署名入り 1冊:3,100円
※この小説の発想は、私の中に籠っていた海彼への憧憬、あてどない放浪への衝動から生まれ、異国生活を長く送った幾人かの日本人の体験を土台にしてできあがった。(帯文)


2-3 芽むしり仔撃ち 大江健三郎

芽むしり仔撃ち 大江健三郎

S45.9.4 講談社 ビニカバー帯 署名落款入り 
1冊:8,100円
※絶望的な“閉ざされた”状況にあって、疎外された少年たちが築き上げる奇妙な連帯感。知的な抒情と劇的な展開に、監禁された状況下の人間存在という戦後的主題を鮮やかに定着させた長編。ノーベル賞を受賞した大江健三郎の処女長編。



3-3  少年 北杜夫

少年 北杜夫

S45.11.5初版発行 中央公論社 ビニ・カバー帯 署名入り
1冊:4,200円
※誰でもが通る少年期。生への尊厳、青春への慈しみをもって、葛藤を繰りかえす青春を鮮やかに解明する。




3-4  月と10セント 北杜夫

月と10セント 北杜夫

S46.5.30第1冊 朝日新聞社 カバー・帯(背小ヤケ) 署名入り
1冊:3,400円
※1969年のアポロ11号による人類初の月着陸の際の、現地や日本の興奮、期待、その他を極めて懐疑的な目で記載した文明批判の書。




3-5 マンボウぼうえんきょう 北杜夫 

マンボウぼうえんきょう 北杜夫

1973.5.15発行 新潮社 カバー・帯(帯ヤケ) 署名入り
1冊:3,200円
※遠き物もひたぶるに直視し、近き物もじろりと斜視する〈間諜〉北杜夫のとっておきのエッセー43編に短編4編。





3-6 狐狸庵vsマンボウ 北杜夫 

狐狸庵vsマンボウ 北杜夫

S49.5.20第1冊発行 講談社 カバー帯 署名入り
1冊:2,900円
※"狐狸庵先生"こと遠藤周作氏と"どくとるマンボウ"北杜夫氏の対談を含めたエッセイ。二人は親交が深い間柄である(あった)ので衣を着せぬ丁々発止のやり取りが楽しめる。


 

 

 

 





ページトップへもどる

稀覯本その1へ  稀覯本その2へ  稀覯本その3へ 

お問い合わせ

E-mail
kuniseki@pony.ocn.ne.jp
© 2016 sekisyoten. All rights reserved.