稀覯本 その1

1-1 若い獣 石原慎太郎

若い獣 石原慎太郎

S32.2.28新潮社 カバー帯(焼けあり) 毛筆署名入り
1冊 価格:18,000円
※拳闘の非情な世界を、そこで押しつぶされる青春の姿を、リアルに追求しようとした作品。「死の壁の脱出」(共同脚本・日活)の著者が東宝で原作・脚色・監督の三役を一人で担当した。その監督第一回作品。



1-2 枯木灘 中上健次

枯木灘 中上健次

S63.6.6河出書房新社 特装版290部 二重箱付 
背皮装 元パラ 毛筆署名落款入り 
1冊 価格:38,000円(美本)
※自然に生きる人間の原型と向き合い、現実と物語のダイナミズムを現代に甦えらせた著者初の長篇小説。毎日出版文化賞と芸術選奨文部大臣新人賞に輝いた新文学世代の記念碑的な大作!
※1946年8月2日に和歌山県新宮市に生まれる。1976年「岬」で第74回芥川賞を受賞。戦後生まれで初の受賞者となる。1992年8月12日急逝。享年46歳。



1-3 定義 谷川俊太郎

定義 谷川俊太郎

1975.9.20 思想社 カバー帯 署名・日付入り
1冊 価格:6,500円
※厳密にものの定義をしていくことが、無意味か意味あることなのか。風刺ととらえても、コミカルととらえても面白い言葉が並んでいる。



1-4 小銃 小島信夫  

小銃 小島信夫

S28.12.15新潮社 カバー帯 元パラ 署名入り
1冊 価格:28,000円(発行から65年経るため変色あり) 
※軍隊生活の失意のどん底で、望郷の思いをたくした小銃とのめぐり会いをユーモアをまじえて描いた表題作「小銃」。アメリカン・スクールを見学にでかける教員たちの集団に、戦後の戯画化された人間像を映し、植民地化された日本への諷刺をきかせた芥川賞受賞作「アメリカン・スクール」など、独自の文学領域を開拓した著者の初期短篇10篇を収録。2006.10.26 肺炎により91歳で死去。



1-5 抱擁家族 小島信夫 

抱擁家族 小島信夫

S40.9.16講談社 第一刷 函帯 墨署名入り
1冊 価格:11,000円 (発行から53年経過するも保存状態良好)
※アメリカ兵と妻の情事をきっかけに主人公の家庭が崩壊していく様子を不気味に描いた作品。江藤淳が評論(成熟と喪失)で激賞した(日経 2006.11.17夕刊)。1965年第一回谷崎潤一郎賞受賞。2006.10.26肺炎のため91歳で死去。



1-6 湯たんぽにビールを入れて 古山高麗雄

湯たんぽにビールを入れて 古山高麗雄

S46.5.29 講談社 箱(背焼)元パラ 識語・献呈署名入り
1冊 価格:4,500円
※著者の作品は、主として太平洋戦争での従軍体験や戦後の生活を舞台にした小説を主体にし、いかなる場においても変わることのない人間のありかたを描き出している。
※著者が2002.3.14心筋梗塞により81歳で死去する直前に長文の署名を頂いたもの。



1-7  ナンセンス詩人の肖像 種村李弘

ナンセンス詩人の肖像 種村李弘

1969.9.15第一刷 竹内書店 函 墨署名・落款入り(天僅ヤケ) 
1冊 価格: 10,500円
※呪文や語呂合わせ、吃音、言い間違いなどに潜む創造性。「無意味」によって言語秩序の顛覆をたくらみ、新しい言葉の宇宙を表現した近代の詩人たち、ルイス・キャロル、エドワード・リア、モルゲンシュテルン、ハンス・アルプらの魅力溢れる生涯と作品を紹介する。ナンセンス詩のアンソロジーを併録。
※ドイツ文学者・評論家。国学院大学教授の経歴もありながら、酒豪で博識多彩であるところから“怪人”とも称された。04年8月29日胃癌により他界。著者の署名本はレアものの一品。



1-8  イタリアの陽ざし  安野光雅

イタリアの陽ざし  安野光雅

1997.11.1 朝日新聞社 箱 識語署名入り
1冊 価格:3,000円(美本)
※島根県津和野に生まれた著者は、24歳の時画家を志し上京、約10年間の教員生活を経た後、絵本作家として、装丁家として、エッセイストとして幅広く活躍。92歳を迎えた現在も世界各地を訪れ、旺盛な制作を続けている。この本は「アサヒグラフ」96.4.5号~10.25号に連載されたものがまとめられたもの。1984年には国際アンデルセン賞を受賞するなど海外でも高く評価されている。※安野の子供時代を俯瞰で捉えた「旅の絵本 8巻(日本編)」は18.6に「9巻スイス編」を刊行。※2012.10.30文化功労者に決定。



1-9 たった一人の反乱 丸谷才一 

たった一人の反乱 丸谷才一

S47.4.20 講談社 カバー(内小折れ)帯 署名入り 
1冊 価格:6,500円
※出向を拒否して通産省をとび出し民間会社に就職した馬淵英介は若いモデルと再婚する。殺人の刑期を終えた妻の祖母が同居し始めたことから、新家庭はとめどなく奇妙な方向へ傾き、ついに周囲の登場人物がそれぞれ勝手な「反乱」を企てるに到る。―現代的な都会の風俗を背景に、市民社会と個人の関係を知的ユーモアたっぷりに描いた現代の名作。谷崎潤一郎賞受賞。2012.10.13心不全にて死去。87歳。



1-10 限定版 新々百人一首(限定235部本書はその25番) 丸谷才一 

限定版 新々百人一首(限定235部本書はその25番) 丸谷才一

1999.10.30 新潮社 装画・装幀和田誠 直筆彩色(口絵) 
菊判/布表紙・天金・特製栞付・貼箱入り 
1冊 価格:58,000円(極美本)
※王朝和歌に対する当世随一の愛情と批評眼を持つ読み手・丸谷才一が、二十五年の歳月をかけて不朽の秀歌百首を選び、スリリングな解釈を施した現代版「百人一首」。万葉集に始まり室町期の私家集で終わる、紀貫之の春の歌から紫式部の祝福の歌までの百首は、通読すると歌で読む「日本文学史」にもなっている。下巻は、「賀」「哀傷」「旅」「離別」「恋」「雑」「釈教」「神祇」の部を収録。第26回大仏次郎賞受賞。2012.10.13心不全にて死去。87歳。



1-11 岬にての物語 三島由紀夫 

岬にての物語 三島由紀夫

岬にての物語 三島由紀夫

S43.11.15発行 牧羊社 三島由紀夫毛筆署名入り 蕗谷虹児手彩色口絵 特装挿画本 限定300部の93番 ダンボール外函付 
1冊:165,000円(コンディション良好)
※終戦をはさんで書かれた小説。厳しい時代状況とは無縁の、美しい避暑地での物語。11歳の「私」は、夏を房総半島の海岸で過ごした。1人で岬の小道に迷い込んだ「私」は、美しく整った身なりの少女と青年に出会う。3人でかくれんぼをしていたとき、「私」の前から少女と青年は姿を消してしまう。目隠しをしていた「私」は、確かに断崖の方角に、悲鳴に似た微かな叫びを聞いた。おそるおそる崖の下を覗いた「私」は、ただ白い波を見ただけだった。しかし「私」は、たとえようもない大きな事を知った気がした。



1-12 車谷長吉句集 車谷長吉 

車谷長吉句集 車谷長吉

2000.5.30発行 湯川書房 函ビニ 
毛筆句「秋の蝉 忘れたきこと 思ひ出す。」署名落款入り 表紙袖着地とモロッコ皮 百部の96番本 
1冊:52,000円(美本)




1-13 「2000.3.14~20 創作活動40周年記念アート展」
      ポスター 青島幸男

「2000.3.14~20 創作活動40周年記念アート展」ポスター 青島幸男

墨署名入り  (スタンピングアート「循環」51.2㎝×36.5㎝)
(保存良好) 3,800円

 

 

 

 

 

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