署名本 その2

2-1 なかにし礼 「赤い月」(上下)

なかにし礼 「赤い月」(上下)

なかにし礼 「赤い月」(上下)


2001.5.20 新潮社 カバー帯 上巻:識語署名・落款入り 下巻:署名入り



1冊:3,000円(上下)(美本)
※野望を胸に渡った満州では、かりそめの栄華と熾烈な運命が待っていた。母をモデルに戦争という極限下での家族と愛を問う自伝的小説。※2020.12.24 82歳で死去。




2-2 井上ひさし「東京セブンローズ」

井上ひさし「東京セブンローズ」

H11(1999).3.20文芸春秋 カバー帯 識語署名・日付入り
美本 1冊 価格:2,900円
※日本語を救った女たちの物語。しかし、そこに未曾有の危機-日本語のローマ字化。執筆じつに17年。その歳月と情熱のすべてをかたむけた井上文学の最高傑作。第47回菊池寛賞受賞。
※「手鎖心中」(S47年)で直木賞受賞以後、「吉里吉里人」(新潮社81年)をはじめ小説家の他、劇作家としても活躍。84年にはこまつ座を旗揚げし、多くの戯曲を書きおろし上演。その活動は内外から高く評価されている。S57(82)年第87回から亡くなるまで直木賞の選考委員を務める。2010.4.9肺がんのため75歳で死去※文芸春秋平成11年4月号特集「本の話」「井上ひさしの戦後風景」を進呈





2-3 井上ひさし「しみじみ日本・乃木大将」

井上ひさし「しみじみ日本・乃木大将」

S54.10.5新潮社 カバー帯(背焼け)署名(金ペン)落款・日付入り 1冊 価格:2,800円
※馬の脚から近代日本を眺めた滑稽無比の軍人一代記。近親相姦の地獄絵を底抜けに明るい説話世界に転化させた「日の浦姫物語」も収録。読売文学賞、紀伊国屋演劇賞を受賞。





2-4 馳 星周「漂流街」  

馳 星周「漂流街」

1998.9.30 徳間書店 カバー帯 識語署名・落款入り 
1冊:1,200円(美本)
※怒りと焦燥をみちづれに、暗黒小説が疾走する。奪った。金とヤク!逃げた。殺した。追われている―警察に、中国人に、ヤクザに。日系ブラジル人マーリオのたった一人の闘い。※次の書籍いずれも「識語署名落款入り」で在庫あり。「不夜城」(1200円)、「夜光虫」(800円)、「M」(700円)、2020.7第163回直木賞受賞





2-5 町田 康「耳そぎ饅頭」 

町田 康「耳そぎ饅頭」

2000.3.23 マガジンハウス カバー帯 識語署名・落款入り 
1冊:1,600円(美本)
※子供の頃から偏屈にだけはなりたくない、と思って、頑張って生きてきた。しかしながら自分の前半生の道のりは偏屈への急な坂道を転げ落ちるがごとき道のりであった。はは。気楽や。偏屈の谷底でそれなりに楽しく暮らしていた私であるが…。人の、社会の、世間の輪の中を彷徨するパンク魂を綴る傑作エッセー。




2-6 俺、南進して。 小説 町田 康 写真 荒木経惟

俺、南進して。 小説 町田 康 写真 荒木経惟

1999.9.30新潮社 カバー帯 署名入り 
美本 1冊 価格:2,700円 
※女の姿を追って町へ出るうちに事件に巻き込まれる。写真家と小説家のコラボレーション。





2-7  平野敬一郎「一月物語」

平野敬一郎「一月物語」

1999.4.15発行 新潮社
カバー帯 識語署名入り 1冊:2,800円(美本)
※明治三十年、奈良県十津川村。現世と夢界の裂け目に迷い込んだ青年詩人の聖悲劇・・・。芥川賞受賞第一弾。





2-8  山田詠美「マグネット」

山田詠美「マグネット」

 1999.4.10発行 幻冬舎
カバー帯 絵・署名入り 1冊:1,400円(美本)
※借金の返済を迫られて殺人を犯した男を匿う黒木。中学校の資料室で教師から猥褻行為を受けていた事件を回想する由美子。罪の意識はこれほどまでに人間を洗練させるのか? そして用意された罪は時として人を輝かせる。法の裁きではない。




2-9 黒岩重吾「黒いレンズ」 

黒岩重吾「黒いレンズ」

S54.1.25 中央公論社 ビニカバー帯(背カバー僅ヤケ) 墨署名入り
  
1冊 価格:1,700円(コンディション良好)
 ※黒いレンズが見たものは何かー復讐の執念、女への疑惑、甘い蜜と不安、現代に逆巻く欲望と不信の底に人間の業と心の深淵を鮮烈に描く表題作など七編!(帯文) ※2003.3.7肝不全にて79歳で死去。




2-10 大庭みな子 「寂兮寥兮(かたちもなく)」 

大庭みな子 「寂兮寥兮(かたちもなく)」

19826.30河出書房新社 函 カバー帯 元パラ 墨署名・落款入り
美本 1冊:8,800円(色紙をサービスいたします)
※壮大なスケールで描き出す、大傑作の異世界ファンタジー。デビュー以来、西欧への違和を表現してきた著者が親炙する老子の思想に触発され、生と性の不可解さを前衛的手法で描いた谷崎賞受賞作。
※1996年に脳梗塞で倒れ、左半身不随で車いす生活になった。その後は夫の協力を得て、口頭筆記で著述を行っていたが、2007年5月24日腎不全のため76歳で没。




2-11 藤原伊織「てのひらの闇」

藤原伊織「てのひらの闇」

H11.10.30 文藝春秋 識語署名落款入り 
美本 1冊:1,700円
※「テロリストのパラソル」「ひまわりの祝祭」に続く長編ミステリー。著者の新たな到達点を示す傑作!! 

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